世界の栽培状況と日本での消費
遺伝子組換え作物は世界の多くの国で商業栽培されています。また、その栽培面積も年々増加しています。日本では商業栽培はされていませんが、遺伝子組換え作物を日本も相当量輸入、消費しています。
国際状況に関する情報
http://www.s.affrc.go.jp/docs/anzenka/information/riyoujoukyou.htm
http://cbijapan.com//wldgenetic/cultivation
世界で特に広く栽培されている作物はダイズ、トウモロコシ、ワタ、ナタネです。トウモロコシやワタは主に害虫抵抗性を持つもの、ダイズやナタネの場合は除草剤耐性を持つものが多いです。害虫抵抗性の場合は、殺虫剤の散布を、除草剤耐性の場合も除草剤の種類や散布回数を減らせる*ために、環境負荷の軽減やコスト削減につながります。このような理由から多くの国々でこれらの遺伝子組換え作物は広く普及しています。
大規模農業では除草剤抵抗性でない品種にも従来から複数の除草剤を使用します。除草剤抵抗性品種の方が除草剤の散布回数、使用量が減ることが多いようです。
害虫抵抗性作物に関する情報
http://cbijapan.com//basicinfo/safety/safety01
除草剤抵抗性に関する情報
http://cbijapan.com//basicinfo/safety/safety02
日本で安全性が認可されている遺伝子組換え作物(食品)も多くあります。
安全性の審査は、使用目的によって異なりますが、食品に用いる場合は、食品安全委員会の意見のもと厚生労働省が行ないます。
遺伝子組換え農作物・食品の安全性評価について
http://www.s.affrc.go.jp/docs/anzenka/information/anzenhyoka.htm
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/idenshi/anzen/anzen.html
安全性が確認された遺伝子組換え作物を日本は輸入し、消費しています。特にダイズ、トウモロコシ、ナタネ、ワタは相当量が遺伝子組換えと考えられます。
日本のトウモロコシ、ダイズ、ナタネ、ワタの輸入量と輸入首位国における遺伝子組換え農作物の栽培割合
http://cbijapan.com//data/data/detail?key=201300000022
店頭の豆腐や納豆の殆どに「遺伝子組換え原料不使用」の表示が見られますが、これらの表示は義務ではなく任意表示です。一方、ナタネやダイズは植物油に多く利用されますが、植物油には表示の義務がありません。このような表示の紛らわしさもあり、消費者の多くは遺伝子組換え作物を消費している実感が無いようです。
表示に関するサイト
http://www.maff.go.jp/j/fs/f_label/f_processed/gene.html
http://www.caa.go.jp/foods/qa/kyoutsuu03_qa.html
また、輸入されるトウモロコシの多くは家畜の飼料に使われます。日本の自給率は1%にも満たず、殆どを輸入に頼っています。このように遺伝子組換え作物は現在では日本の食糧供給に欠かせなくなっています。